限定発売、“新茶”ミルクカルボナーラに注目 創作カフェメニュー、さいたまの温浴施設で提供 埼玉の日本三大銘茶「狭山茶」使用…老舗茶農家と連携、新茶の最盛期に合わせ企画
さいたま市北区の温浴施設「おふろcafe utatane」(温泉道場運営)は、日本三大銘茶「狭山茶」を使った創作カフェメニューを提供している。6月1日まで。
今回は、狭山茶を4代にわたり製造する1945年創業の老舗茶農家「的場園」(入間市)と連携。5月初旬に迎える新茶の最盛期に合わせ、地域農業の魅力を五感で味わってもらおうと企画した。
注目は5月1日から期間・数量限定発売の「埼玉県産狭山茶の“新茶”ミルクカルボナーラ」(税込み1280円)。摘みたての狭山茶の新茶をぜいたくに使用し、クリーミーなミルクカルボナーラとお茶の爽やかな香りを楽しみつつ、「茶葉を食べる」体験も味わえる。別添えのお茶を使ったタバスコ「茶バスコ」、ジェノベーゼソース「茶ノベーゼ」、食用茶をフレーク状に砕いた「追い茶葉」で味を変えると、より深みを感じられる。
スイーツは、クリームチーズと砂糖の甘さに負けない濃厚なお茶のうまみが特徴の「的場さん家の狭山茶バスクチーズケーキ」(同980円)がお薦め。「狭山茶づくしのパフェ」(同1390円)は、細かく砕いた狭山茶のほろ苦さ、緑茶の爽やかな香り、ほうじ茶の香ばしさが重なり、お茶好きにはたまらない一品に仕上がっている。
ドリンクは「狭山茶をつかったお濃茶シェイク」(同780円)、クラフトジンと狭山茶の香りが溶け合う「狭山茶モヒート」(同880円)がラインアップ。期間中は「ほうじ茶風呂」や「緑茶水風呂」、サウナ室での「茶熱波」など、お茶づくしのイベントを用意する。
的場園の的場龍太郎さんは「お茶は空間づくりであり、コミュニケーションツール。新茶の時期に飲むだけではない狭山茶の魅力を体感していただき、伝統産業を知るきっかけになれば」と伝える。
温泉道場の新谷竹朗営業本部長は「お茶の新たな楽しみ方を伝え、お風呂を媒体にして、若いお客さまにも地元の魅力や文化を伝えていけたら」とPRしている。