埼玉新聞

 

地下7号線延伸…予算確保など国交相に要望 埼玉県知事とさいたま市長 年度内の事業実施要請の方針 「中間駅のまちづくり」が鍵 認識共有

  • 地下鉄7号線の延伸構想

    地下鉄7号線の延伸構想

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 地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)の浦和美園駅から東武野田線岩槻駅への延伸計画の早期事業化に向け、大野元裕知事と清水勇人さいたま市長は14日、進捗(しんちょく)に応じた予算の安定的な確保と、事業の実施に向けた現実的な支援を求める要望書を中野洋昌国土交通相に手渡した。

 延伸計画を巡っては、8日に行われた大野知事と清水市長の意見交換において、埼玉県とさいたま市の連名で2025年度内の事業実施要請を目指す方針が示され、今回の要望書には「連携して取り組みを進めている」との記述が加えられた。

 清水市長は「県と市の思いを国に理解をいただこうと、国会議員の皆さんにも応援を頂いた。課題の一つに中間駅のまちづくりがある。改めて有識者会議を開催して早急に方向性を固め、現実的で魅力的なまちづくりを早い段階でお示しする」と今後の道筋を見据えた。

 大野知事は「われわれの決意をお話しさせていただくことが目的だった。(中野国交相から中間駅のまちづくりについて)習熟度を上げてほしいというお言葉があった。さいたま市と話をしながらプロジェクトの熟度を高めていく必要がある」と述べた。

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