埼玉新聞

 

1500株の大輪、バラ350種が見頃 園内に留まる甘い香り、毛呂山で春のバラまつり 6月2日まで開園

  • 里山に溶け込むように咲くバラ=毛呂山町の滝ノ入・ローズガーデン

 毛呂山町の滝ノ入・ローズガーデンで、春のバラまつりが開かれている。約350種、1500株のバラが新緑の里山に溶け込み、大輪を広げている。6月2日まで開園し、25、26日が見頃という。

 同園は秋にもバラまつりを開いているが、春は特にバラの数が多い。長さ約40メートルのつるバラのトンネルやアーチも設けられ、変化に富んだバラの表情を楽しめる。周囲を山に囲まれていることで、バラの甘い香りが逃げず、園内に留まっているという。

 年間を通じて、地元の住民らでつくる有志の会が管理している。会長の青木甫さん(75)は「バラ好きの素人が手掛けているからこそ、当園は手作り感の良さがある。里山に調和した園内のバラを楽しんでほしい」と話している。

 さいたま市北区から訪れた女性(30)は「バラの種類が豊富でうれしい。バラの配置にもセンスを感じる」と満足そうに観賞していた。

 開園時間は午前9時~午後4時。入園料300円。滝ノ入・ローズガーデンはJR八高線毛呂駅より徒歩30分、車で関越自動車道鶴ケ島インターより約30分、圏央道圏央鶴ケ島インターより約25分。無料駐車場あり。

 問い合わせは、町観光協会(電話049・295・2112=町役場内)へ。

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