酒を飲んで車を運転し事故を起こしたとして、埼玉県警草加署は15日、道交法違反（酒気帯び運転）の疑いで、草加市遊馬町、会社役員の男（44）を現行犯逮捕した。

　逮捕容疑は男が同日午後9時55分ごろ、草加市谷塚仲町の交差点で、酒を飲んで車を運転した疑い。男は対向車線にいた軽乗用車に衝突した。軽自動車に乗っていた男性（43）が軽傷を負った。

　同署によると、事故を目撃した20代女性が「車が正面衝突した」と110番。警察が駆け付けると男から酒の臭いがしたという。男の呼気から1リットル当たり0・4ミリグラムのアルコールが検知された。

　現場は国道4号バイパスと県道が交わる交差点。男は酒を飲んだ状態で20代の妻と乳児を乗せ車を運転し、対向で右折車線にいた車と正面衝突したという。

　男は容疑を認めているという。同署は容疑を危険運転致傷に切り替え、酒を飲んで車を運転した理由や事故原因について調べている。