埼玉新聞

 

おもしろ消しゴム2万点 埼玉・蕨の資料館 コレクターの影山さん、40年にわたって収集 菓子、すし、乗り物など精巧に

  • 展示されている影山さんのコレクション。まるで本物のお菓子のような消しゴムも

    展示されている影山さんのコレクション。まるで本物のお菓子のような消しゴムも

  • 展示されている影山さんのコレクション。まるで本物のお菓子のような消しゴムも
  • 「こんなのがあるのだと見て笑ってほしい」と話す影山立子さんと影山さんのコレクション=蕨市中央5丁目の市立歴史民俗資料館

 蕨市中央の市立歴史民俗資料館で5月11日まで、特別展「楽しいかわいいおもしろけしごむコレクション2」が行われている。

 川口市のコレクター影山立子さんが、これまで約40年にわたって集めたさまざまな形の消しゴム約2万点を展示。菓子、すしなどの食べ物や飲み物の容器、文房具、日用品や雑貨、人物や乗り物、建物など、精巧にデザインされ、作られたコレクションが展示ケースを飾っている。

 影山さんによると収集を始めたきっかけは、40年ほど前、アーモンドチョコとクッキーの消しゴムに出合ったことだという。「どうやって手に入れたのか覚えておらず、でも、こんな面白いのがあるんだと思って」。以来、出かける先々で購入したり、あるいはインターネット経由で入手するなどしてコレクションが増えていったという。

 展示の中には、懸賞で当選した「お弁当シリーズ」や、ろうそく製造会社の巨大消しゴムなどの貴重な品々やレコードプレーヤー、カメラフィルム、カセットテープなど今では現物を目にすることが珍しくなった一品も。食品などがモチーフとなったものではプラスチック文具製造・販売で知られる「イワコー」(八潮市)製も多くあるという。今回の展示では、ケース内の消しゴムの配置などに約1カ月を要した。

 影山さんは「消しゴムは小さくて集めやすく、かわいいのが魅力。ご覧になって『こんなのあるのか、へえぇ』と笑顔になっていただければ」と呼びかけている。

 午前9時~午後4時半。入場無料。月曜休館(5月5日は開館)。

 問い合わせは、同館(電話048・432・2477)へ。

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