埼玉新聞

 

北極の「冬季海氷域面積」が最小 衛星で観測、周辺気温高く

  •  海氷域が年間最大面積となった3月20日の北極付近の分布図。黒点が北極で、白色が海氷域で青色は海、グレーは陸地を示している((C)NIPR/JAXA)

     海氷域が年間最大面積となった3月20日の北極付近の分布図。黒点が北極で、白色が海氷域で青色は海、グレーは陸地を示している((C)NIPR/JAXA)

  •  海氷域が年間最大面積となった3月20日の北極付近の分布図。黒点が北極で、白色が海氷域で青色は海、グレーは陸地を示している((C)NIPR/JAXA)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立極地研究所は18日、北極の「冬季海氷域面積(年間最大面積)」が今年3月、1979年から続けている衛星観測では最小となる1379万平方キロだったと発表した。昨年12月から今年2月にかけて、周辺気温が平年より高かったことが一因。地球規模の気候変動に関わる現象とみられ、今後の気象や海洋環境への影響が懸念される。

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