埼玉新聞

 

性別不明の遺体、ドラム缶に入った状態…男性従業員が発見 リユース会社で 埼玉で回収されたドラム缶 通報した男性「中から人の足が見える」

  • ドラム缶が見つかった工場=18日午後8時35分ごろ、吉川市小松川

    ドラム缶が見つかった工場=18日午後8時35分ごろ、吉川市小松川

  • ドラム缶が見つかった工場=18日午後8時35分ごろ、吉川市小松川
  • 吉川市小松川の周辺地図(国土地理院HPより)

 18日午後3時半過ぎ、吉川市小松川のリサイクル会社の敷地内から、ドラム缶の中に入った性別、年齢不明の遺体が発見された。ドラム缶は17日に県内から回収されたもので、金属製で円柱状。直径約60センチ、深さ約90センチ。ふたがされた状態だった。従業員がふたを開けて遺体を発見し、「ドラム缶の中から人の足が見える」と110番した。

 遺体は成人とみられ、その場で死亡が確認された。県警は死体遺棄事件とみて捜査している。

■ドラム缶の持ち込みは珍しい

 ドラム缶が見つかった工場は吉川市小松川の工業団地の一角に位置し、夜は人や車の通りは少ない。18日の夜には警察が工場から段ボールを車で運び出す作業が行われていた。

 工場の従業員によると、ドラム缶は男性従業員が見つけて110番した。リユース業の工場で業者と個人の両方から受け入れており、ドラム缶が持ち込まれることはまれという。

 代表取締役の男性は、通報当時は打ち合わせ中だったというが、自社内で起きたことで「仕事の最中でこういうことが起きると困る」と頭を抱えていた。
 

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