ドラム缶から遺体…高齢女性か ブルーシートに覆われ、服を着た状態 死後から長時間経過、死因特定できず ドラム缶は所沢のトランクルームから回収…利用料金の未納続き、管理会社が依頼
2025/04/20/10:01
18日午後、吉川市小松川のリサイクル会社で回収されたドラム缶の中から遺体が発見された死体遺棄事件で、ドラム缶は17日午後、所沢市内のトランクルームから回収されていたことが県警への取材で分かった。遺体は高齢とみられる女性であることも判明し、県警はトランクルームの契約状況などを調べているとともに、女性の身元の特定を急いでいる。
18日午後3時半ごろ、同社従業員が回収されたドラム缶を開け遺体を発見。「ドラム缶の中から人が見える」と110番した。ドラム缶は金属製の円柱形で、直径約60センチ、深さ約90センチ。ふたがされた状態だった。遺体はブルーシートに覆われており、服を着ていた。死後から長時間が経過しているという。司法解剖の結果、死因は特定できていないものの目立った外傷はなく、病変も認められなかった。
県警によると、ドラム缶が回収されたトランクルームはコンテナ型で、施錠された状態だった。中にはほかにも荷物があったという。捜査関係者によると、利用料金が未納だったことを受けて、管理会社の関連会社従業員が今年2月にトランクルームの中を確認しており、その際にはすでにドラム缶があった。その後も未納状態が続いたため、管理会社がリサイクル会社に回収を依頼していた。