埼玉新聞

 

熊本、水俣病原点の遺構後世に 水銀排水口に樋門扉新設で式典

  •  木製の扉が新設された百間排水口の樋門=20日午前、熊本県水俣市

     木製の扉が新設された百間排水口の樋門=20日午前、熊本県水俣市

  •  木製の扉が新設された百間排水口の樋門=20日午前、熊本県水俣市

 水俣病の原因企業チッソがメチル水銀を含む工業排水を流していた「百間排水口」(熊本県水俣市)に、逆流を防止する「樋門」の木製の扉を新設したのを記念した式典が20日、開かれた。市は2023年に老朽化した扉を撤去する方針だったが、水俣病を象徴する原点の地として保存を求める患者らの訴えにより、県の仲介で扉を新設して遺構として後世に残すことになった。

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