取り違え、都に実親の調査命令 「出自知る権利」憲法が保障
2025/04/21/13:43
東京都立墨田産院(閉院)で1958年に出生直後、他の新生児と取り違えられた江蔵智さん(67)が都を相手取り「生みの親」を調査することなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁(平井直也裁判長)は21日、「親子関係の根幹に関わる問題で、経過時間や生物学上の親の生存を問わず、出自を知る法的利益は失われない」とし、戸籍などの情報を基に実親について調査するよう命じた。