埼玉新聞

 

晩夏彩る華麗な舞 3年ぶりに南越谷阿波踊り開催 参加連を限定、近郊の30連が屋内で演舞 きょうまで

  • 華麗な舞を披露する踊り手=27日午後、越谷市南越谷

 本場の徳島、東京高円寺と並び日本三大阿波踊りと称される越谷市の「南越谷阿波踊り」が27日、3年ぶりに開幕した。新型コロナウイルス対策として越谷サンシティホール内で行われ、観客はゆく夏を彩る華麗な舞に酔いしれた。

 例年はJR南越谷駅周辺に、全国から踊り手など6千人以上集まるが、今年の参加は越谷近郊の30連(約1400人)に限定した。

 観客も人数制限をした上で3部入れ替え制で行った。

 編みがさや浴衣姿の踊り手は、連ごとに時間を区切って登場。太鼓やかねの音に合わせ、「ヤットサー、ヤットヤット」のかけ声を上げ、力強い男踊りや優美な女踊りを披露した。

 照明の演出もあり、ホール内は沿道に劣らない祭りの熱気に包まれ、観客は越谷の夏の風物詩を堪能していた。きょうまで行われる。

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