小学校の面談記録が閲覧できる状態に 埼玉・川越の市立小学校 面談記録には児童の人間関係や心身の健康情報が記載 保護者からの指摘で把握→閲覧権限を削除 記録の拡散などは確認されず
2025/04/22/09:55
川越市は21日、市立小学校の4年生34人の保護者面談記録が、学習支援ソフト上で約1時間にわたり閲覧できる状態になっていたと発表した。面談記録には児童の人間関係や心身の健康情報が記載されており、閲覧可能だった児童99人のうち3人のアカウントに閲覧履歴があった。同日時点で記録の拡散などは確認されていないという。
市によると、面談記録は16日午後6時半ごろ、2024年度に3年生の担任だった20代男性教諭が、本年度に4年生を担任する20代女性教諭に「グーグル・クラスルーム」で共有するため投稿した。ところが女性教諭が、児童が閲覧できるクラスコードを誤って男性教諭に伝えた。このため本来は4年生の教諭が閲覧できるクラスルームに投稿されるはずだった面談記録が、児童の端末で閲覧できる状態になったという。学校側は午後7時ごろ、保護者からの指摘で閲覧できる状態にあることを把握。同26分ごろ、この記録への児童の閲覧権限を削除した。