「安全追求を」講演重ねる 尼崎JR脱線事故20年
2025/04/23/05:22
気が付いたら、くの字に曲がった2両目の車両の中で大勢の人たちの下敷きになっていた―。2005年の尼崎JR脱線事故で重傷を負った兵庫県宝塚市の浅野千通子さん(46)は「真の安全とは何か追求してほしい」との思いで講演を重ね、事故の経験を語ってきた。「負傷後の心身を受け入れ、ゆっくり癒やしてきた。自分自身を大切にすることを伝えたい」と話す。