埼玉新聞

 

カフェやブルワリーで交流を 西浦和駅近くに「団地キッチン」 食を通じたにぎわい拠点 きょうオープン

  • 「団地キッチン」田島のオープニングセレモニーでテープカットする関係者=29日午後、埼玉県さいたま市桜区田島6丁目

 さいたま市桜区のJR西浦和駅周辺の新しいコミュニティー拠点として、「団地キッチン」田島が30日、オープンする。憩いの場となるカフェなど「食」をテーマに、田島団地(1906戸)を含む地域住民の交流を促進、にぎわい創出を目指すとしている。

 住民の交流の場となるカフェが30日に開店。地域発のクラフトビールを醸造する「ブルワリー」、料理教室などにも利用できる「シェアキッチン」が順次オープンする。

 さいたま市と「都市再生機構」(UR)は2019年9月、「西浦和駅周辺のまちづくりに関する基本合意書」を締結。駅周辺の価値を向上させようと、URの関連会社「日本総合住生活」(JS)が、UR田島団地に隣接する埼玉りそな銀行旧西浦和支店の建物と跡地を購入して、リノベーションした。

 同様の施設はJSで初めての試み。29日に開催されたオープニングセレモニーで、JSの石渡広一社長は「地域住民の皆さんの意見も聞きながら、食を通じた交流拠点として、育てていきたい」とあいさつした。

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