JR浦和駅前にあす24日オープン 創業の事業計画や資金相談などサポート、埼玉縣信金が支援拠点を開設 駅前から徒歩3分の好立地…気軽に相談が受けられる場に
2025/04/23/10:44
埼玉縣信用金庫(熊谷市)は24日、さいたま市浦和区のJR浦和駅東口前に創業支援拠点「Anonect(アノネクト)」を開設する。
専門相談員が創業前の事業計画策定や創業後の成長支援、第2創業時の資金相談などをサポート。1階には将来開業を目指す起業家らに販売の機会を創出する「チャレンジショップ」、2階には個別相談窓口や幅広い人材が交流できる「インキュベーションスペース」などを設ける。
24日から個別相談を先行的に開始し、チャレンジショップやインキュベーション施設は今夏のオープン予定。外部機関として県内自治体や関東経済産業局、県よろず支援拠点、日本政策金融公庫、県内商工団体などが連携。個別の技術相談や各種セミナーを合同で開催する。
21日には外部機関の関係者らを集めて、プレオープン式典を開催。池田啓一理事長は「私たちは創業5年以内の事業者に対し3年連続で年間1千件を超える資金繰りを支えてきた。今後、多くの相談がここで行われ、新規ビジネスが生まれてほしい」と期待した。
施設名の「アノネクト」は、「あのね、が言える距離にいる信用金庫でありたい」という思いと、つながりを意味する「コネクト」を組み合わせた造語。同金庫では駅前徒歩3分という好立地のため、「オンラインで気軽に専門家の相談が受けられる場になれば」と話している。
営業時間は平日の午前10時から午後6時。相談は無料。