鉄道制服ファッションショーや鉄道グッズ販売など 埼玉・久喜で「栗橋みなみ祭り」 これまで秋開催も地元の商工業者のイベントと同時開催で集客アップ図る
2025/04/23/16:00
鉄道制服フィギュア「鉄道むすめ」をテーマにした「栗橋みなみ祭り」(久喜市商工会主催)が20日、久喜市栗橋中央コミュニティセンターで開かれた。公募参加の女性モデルによる鉄道制服ファッションショーなどが行われ、鉄道ファンらでにぎわった。
ファッションショーのモデルには県内外から46人の応募があり、学生やモデル、大学教授ら16人が出演。今回は東武鉄道、埼玉新都市交通、秩父鉄道、三陸鉄道、大阪モノレールなど17事業者18種類の制服が採用された。
ステージに立ったモデルたちは、赤じゅうたんが敷かれたランウェイをさっそうとウオーク。敬礼や出発進行などのポーズを決め、手を振ったり、笑顔を振りまいたりして、会場を盛り上げた。
栃木県と福島県とを結ぶ野岩鉄道の制服を着た茨城県古河市の医療事務員坂井みゆきさん(35)は、モデルをしていた経験を生かそうと応募した。「初めてのショーでとても緊張したけど、ファンの方が温かく見守ってくれて、うれしかった。またチャレンジしたい」と笑顔。
会場のブースには11事業者が出展し、自社のグッズなどを販売した。千葉市から来場した会社員男性(45)は「全国のいろんなグッズが買えるのがイベントの醍醐味(だいごみ)。知り合いにも会えて楽しい」と話していた。
祭りは地元の東武日光線南栗橋駅を由来とするキャラクター「栗橋みなみ」を活用して地域振興につなげようと、2010年にスタート。これまで秋に開催されていたが、相乗効果による集客アップを図るため、今回は地元の商工業者による体験イベント「栗だし市」と同時開催され、約6千人が来場した。