彼の胸を刺しました…アパートで男性死亡、殺人未遂容疑で同居の女逮捕 警察突入時、自殺図るも救命
2022/09/04/00:00
2日午後2時20分ごろ、八潮市八條のアパートの一室で、この部屋に住む会社員男性(51)が血を流して倒れているのを通報を受けて駆け付けた警察官などが発見した。男性はその場で死亡が確認された。草加署は殺人未遂の疑いで、現場にいた同居人の無職の女(40)を逮捕した。
逮捕容疑は、1日午後8時20分~2日午後2時20分ごろの間、居宅内で男性の胸部などを刃物で刺して殺害しようとした疑い。女は調べに対し、「刃物で彼の胸を刺しました」と容疑を認めているという。
同署によると、男性と連絡がつかないことを心配した同僚の30代男性がアパートを訪れたところ施錠されていて、応答がなかったため、「出勤するはずの上司が出勤していない」と110番した。消防と警察がベランダの窓ガラスを割って室内に入ると、男性がリビングで血を流して倒れていた。胸など複数箇所を刺されていたという。解剖の結果、死因は前胸部刺創に基づく出血性ショックだった。
女は警察などが突入した際、トイレのドアノブに電気コードのようなものをかけて首に回し自殺を図った状態で見つかったが、救命措置をされ、事情を聴いたところ刃物で刺したことを認めた。居室内からは凶器とみられる血の付いた刃物が押収された。男性と女は交際関係にあったという。
同署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、容疑を殺人に切り替えて、動機や経緯を詳しく捜査する。
現場は八潮市役所から北に約1・5キロの住宅街。