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夜間、一人歩きの女性に背後から犯行…埼玉県内で痴漢被害が多発 県警が注意呼びかけ【防犯情報】

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 埼玉県警によると、県内では、夜間、一人歩きの女性が狙われる痴漢などの被害が多発している。犯人は、女性の背後から犯行に及んでいるという。

 25日午後8時40分ころ、川口市赤井の路上で、女性が黒色の乗用車に乗った男から、運転席の窓越しに身体を触られる事案が発生した。

 同日午後9時30分ころ、川口市芝新町の路上で、女子高校生が男に「彼氏いるの?」等と声をかけられ、つきまとわれたとの情報があった。男の特徴は、身長160センチ位、体格中肉、黒色パーカー、黒色ズボン、黒色野球帽、白色マスク着用。

 川越市では、25日午後10時45分ころ、南大塚4丁目の路上で、女性が男に下半身を見せつけられたとの情報があった。男の特徴は、年齢30~40歳位、身長170センチ位、頭髪黒色、半袖Tシャツ、パンツ姿。 

 被害に遭わないために、人通りのある明るい道を利用する、時々振り返る―などし、危険を感じたら、その場から逃げる、防犯ブザーを使用する、大声を出し、直ちに110番通報するよう呼びかけている。また、スマートフォンを操作しながら、イヤホンで音楽を聴きながらの「ながら歩き」は周囲の危険を察知しにくいため、やめるよう促している。

 このほか、川口市では23日午後5時20分ころ、安行原の路上で、小学女児が自動車に乗った男に手をつかまれ、「何歳?」等と声をかけられたとの情報もあった。男の特徴は、年齢20~30歳位、上衣黒色パーカー、黒色野球帽で、黒色の自動車を使用。児童への不審者の接触はさいたま市でも発生している。

 児童に対しては、危険を感じたら、その場から逃げる、近くの人に助けを求める、防犯ブザーを使用する、大声を出す―などを繰り返し指導し、直ちに110番通報するよう促している。

=埼玉新聞WEB版=

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