埼玉新聞

 

乗車400万人を突破!蕨市コミュニティバス 現在は4ルートを4台で運行、親しまれる身近な移動手段 400万人目の乗客は市内在住の家族「行動範囲が広がり、友達も増え助かる」

  • 「ぷらっとわらび」400万人目の乗客となった赤星さん家族(左)と頼高英雄蕨市長

    「ぷらっとわらび」400万人目の乗客となった赤星さん家族(左)と頼高英雄蕨市長=25日午後、蕨市役所

  • 「ぷらっとわらび」400万人目の乗客となった赤星さん家族(左)と頼高英雄蕨市長

 市コミュニティバス「ぷらっとわらび」の乗車が400万人を突破したとして、埼玉県の蕨市は25日、400万人目の乗客となった同市在住の赤星裕菜さん(34)、長女の日花莉ちゃん(1)、夫の勇輝さん(37)家族に記念品を贈った。

 「ぷらっとわらび」は2002年3月に運行開始。現在は4ルートを4台で運行しており、駅や買い物、通院などの身近な移動手段として親しまれている。2019年12月には乗車300万人を突破。23年度には過去最多の年間約22万人が利用している。

 赤星さんは結婚後の20年から市内在住。主に児童館や公民館、保健センターなどのイベントに行くのに利用しているという。裕菜さんは「小さい子がいると交通で苦労するが、バスがいろいろな場所に出かけるきっかけとなり、行動範囲が広がり、お友達も増え助かっている」と話す。

 記念品贈呈式が同日、蕨市役所で行われ、頼高英雄市長、バスを運行する国際興業の木部康久常務執行役員運輸事業部長から赤星さん家族に花束、記念品などが贈られた。頼高市長は「さまざまな世代の皆さんが身近な足として利用し、愛していただいていることをうれしく思う。これからもいろいろな場面でご利用いただければ」と話した。

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