埼玉新聞

 

国葬に「出席したい」知事が表明、会期中の議会出席の方が優先 半旗は掲揚 市町村に弔意表明を求めず

  • 大野元裕知事

 今月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬について、大野元裕知事は6日の定例会見で「国から通知があれば出席したいと考えている」との考えを述べた。一方、同日は県議会9月定例会の会期中と想定されていることから「公務が優先。仮に議会中で私が出席しなければならないとなれば、国葬よりも優先することとなる」とも述べた。

 大野知事は国からの出席案内など通知について「現時点で県に対し何の通知も来ていない状況」と説明。県の対応については「通知が届いてから検討する」とした上で、2020年10月の中曽根康弘元首相の葬儀の際と同様、半旗を掲揚する考えを示した。また県内へは「市町村に弔意表明を求めるつもりはなく、教育委員会などに対し協力を求めるつもりもない」とした。

 国葬について、さまざまな世論があることに関しては「国民の意見は二分されていると感じている。国費を投じて実施するもの。さまざまな意見もあることから、国が国民に丁寧に説明し、理解を求める必要がある」と話した。

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