埼玉新聞

 

新防災ヘリが就航 イタリア・レオナルド社製の「あらかわ2」 埼玉県の防災ヘリは3機体制に 最大で埼玉から高知まで飛行可能

  • 就航披露式で記念フライトを行った「あらかわ2」=川島町出丸下郷

    就航披露式で記念フライトを行った「あらかわ2」=川島町出丸下郷

  • 就航披露式で記念フライトを行った「あらかわ2」=川島町出丸下郷
  • 【地図】川島町(背景白)

 県の防災ヘリコプター「あらかわ2」の就航披露式が24日、川島町出丸下郷の県防災航空センターで開かれた。大野元裕知事や白土幸仁県会議長をはじめ、県内消防本部の消防長らが出席し、就航を祝った。

 「あらかわ2」は先代の機体の飛行時間が更新の目安を超えたため、新たに買い換えた。イタリアのレオナルド社製で、導入にかかる費用は約28億円。先代の機体と比べて馬力は2倍に。燃料の容量も1・4倍となり、最大で埼玉から高知県まで飛行可能。キャビンも広くなり、より多くの救助者を運ぶことができる。横風の耐性も強く、後方や水平方向の障害物をモニターで監視できるなど、安全性も高くなった。

 同様の性能の機体は既に2機配備されており、3機体制に。1機が点検整備中でも常時2機体制が確保される。式典で知事は「埼玉県民の安心安全を、より確実に守ることができる」と話した。

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