埼玉新聞

 

<サッカー>天皇杯予選、埼玉県代表は東京国際大 アヴェントゥーラ川口に2―0、ハイプレスで主導権握る 8度目の本戦へ…1回戦では福島県代表と対戦

  • アヴェントゥーラ川口―東京国際大 前半23分、東京国際大の斎藤(左から2人目)が先制ゴールを決める

    アヴェントゥーラ川口―東京国際大 前半23分、東京国際大の斎藤(左から2人目)が先制ゴールを決める

  • アヴェントゥーラ川口―東京国際大 前半23分、東京国際大の斎藤(左から2人目)が先制ゴールを決める
  • 6年ぶり7度目の頂点に立った東京国際大

 サッカーの第105回天皇杯全日本選手権予選を兼ねた彩の国カップ第30回県選手権(埼玉新聞社など共催)最終日は27日、埼玉スタジアム第2グラウンドで代表決定戦を行い、東京国際大(関東大学リーグ1部)がアヴェントゥーラ川口(県社会人リーグ1部)を2―0で下して6年ぶり7度目の栄冠に輝いた。東京国際大の本戦出場は8度目。

 東京国際大は5月25日、天皇杯の1回戦で福島県代表と対戦(13時・とうほう・みんなのスタジアム)。勝利すれば、6月11日の2回戦でJ1川崎と顔を合わせる(19時・UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu)。

▽代表決定戦
東京国際大(関東大学リーグ1部)
2
1―0
1―0
0
アヴェントゥーラ川口(県社会人リーグ1部)
▽得点者【東】斎藤、青木

 戦評…東京国際大が徹底したハイプレスで主導権を握り、アヴェントゥーラ川口を下した。

 東京国際大は前半から相手陣地でボールを動かし、攻勢を続けた。同23分、DF浜崎のクロスをFW斎藤が決めて先制した。終盤になっても勢いは衰えず後半追加タイムにFW青木が追加点を奪った。アヴェントゥーラ川口は数度あった決定機を生かせなかった。

■持ち前の攻撃力で圧倒/東京国際大

 東京国際大が持ち前の攻撃力をいかんなく発揮した。前線のハイプレスでボールを掌握すると、前後半で計15本のシュートを放つなど圧倒した。前田監督は「選手たちが一生懸命にやって非常に大きな勝ち試合を経験できた」とうなずいた。

 前半から斎藤と山本の2トップが相手ゴールに襲いかかった。同7分、13分と惜しいシュートが続くと、23分に斎藤が先制ゴール。「この大会ではどんどん振っていこうと思っていた」と殊勲の背番号7は前半だけで5本のシュートを打った。

 1点をリードした後半は低めの陣形で相手攻撃の芽を摘んだ。GK大畑は「ゴールは割らせないと強い気持ちが共有できていた」と堅守を誇示。与えた6本のCKにも冷静に対応して速攻につなげた。同追加タイム、青木が追加点を奪った。

 第100回大会以来、5大会ぶりの天皇杯出場を決めた。102、103回はセカンドチームの東京国際大FCが本戦に挑戦。斎藤は「絶対にトップの自分たちが出ないといけないと思っていた」。悔しさを味わった分、喜びはひとしおだ。

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