架空請求詐欺で現金905万円被害 「供託金支払えば和解」82歳男性、指定の場所に宅配便で発送/越谷
2019/05/28/00:00
越谷署は26日、越谷市の無職男性(82)が架空請求詐欺で現金905万円をだまし取られたと発表した。
同署によると9日、男性方に「民事訴訟最終通達書」などと記載されたはがきが届き、男性がはがきに記載された連絡先に電話したところ、訴訟通知センター職員や弁護士をかたる男から「あなたの債権で訴訟が起こされています」「弁済供託金を支払えば和解できます。供託金は後で返金されます」などと要求された。
信じた男性は同日午後4時15分ごろに越谷市内のコンビニエンスストアから、指定された振込先に現金5万円を振り込んだ。さらに、自宅にあった現金などで工面し、11日に現金300万円、13日に400万円、18日に200万円を、男らが指定した神奈川、埼玉県内の場所に宅配便で発送した。
その後、不審に思った男性が26日に越谷署を訪れて相談し、詐欺に気付いた。