埼玉新聞

 

すごい!岩槻まつり3年ぶり開催 ジャンボ雛段の結婚式、新郎新婦「最高の気分」 多くの親子連れにぎわう

  • 岩槻まつりが3年ぶりに開催され、7段飾りのジャンボ雛段結婚式が実施された=18日夜、さいたま市岩槻区本町6丁目

 岩槻の伝統と文化を伝える「人形のまち岩槻まつり」(同実行委員会主催)が18日、さいたま市岩槻区の岩槻人形博物館駐車場などで、3年ぶりに開催された。7段飾りの「ジャンボ雛(ひな)段結婚式」を実施。結婚するカップルが男雛と女雛に扮(ふん)し、地元の小中学生らも参加して、訪れた多くの市民が祝福した。

 10月に入籍予定で千葉市出身の会社員松家直人さん(26)と岩槻区の公務員竹谷里咲さん(26)が、最上段で誓いの言葉を述べるなどして結婚式を挙げた。出席した清水勇人市長、阪本克己市議会議長もお祝いの言葉を贈った。

 地元の竹谷さんは、子どもの頃に見たジャンボ雛段結婚式に憧れて、今回応募したという。雨の影響で実施が危ぶまれたが、開催が決まると、「やった。すごい楽しみ」と喜んだ。無事に終えて、「皆さんに温かく見守っていただけた。幼い頃から見ていたジャンボ雛段に実際に登ることができて、すごくうれしかったです」と笑顔で話した。

 ジャンボ雛段のイベントの間、雨が一瞬やんだ。松家さんは実行委関係者に感謝を述べた上で、「ずっと雨の予報で心配でしたけど、最高の気分です。いつまでも2人が仲良く、年齢を重ねてからも岩槻まつりに参加できたらと思います」と話していた。

 岩槻まつりは新型コロナウイルスの影響で2年連続中止になり、今年は規模を縮小して例年の8月から1カ月遅れて開催した。大雨の影響で小中学生らの鼓笛演奏などは中止されたが、多くの親子連れらでにぎわった。

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