埼玉新聞

 

家族なのに…会えずに最期? パートナーシップ宣誓制度、県内37自治体導入も「埼玉県」はまだ 当事者らが署名呼び掛け

  • パートナーシップ宣誓制度の導入を求める署名サイト

 県内の市町村で、性的少数者(LGBTQなど)のパートナー関係を公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」の導入が進む中、県の制度導入を求める署名活動がネット上で広がりを見せている。発起人はトランスジェンダー男性のパートナー汐恩(しおん)さんと共に暮らす竹乃娘(たけのこ)さん。持病の悪化で緊急搬送された際、汐恩さんに病院から容体が説明されなかった経験を踏まえ、竹乃娘さんは「別の市町村に搬送されることもあるし、隣町で倒れることもあるかもしれない。最期は会えないで終わるのかもと考えると怖い」と不安な胸の内を語る。

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