埼玉新聞

 

日常を取り戻す…希望の尺玉300連発 4年ぶり、こうのす花火大会 三尺玉、四尺玉打ち上げはかなわず

  • こうのす花火大会で打ち上げられたスターマイン=1日夜、埼玉県鴻巣市糠田の糠田運動場

 鴻巣市商工会青年部主催の「第19回こうのす花火大会」が1日夜、鴻巣市糠田の糠田運動場で開かれ、約1万5千発の花火が夜空を彩った。台風と新型コロナウイルスの影響で3年間実施できず、4年ぶりの開催。豪快な尺玉300連発のスターマインもあり、盛り上がった。

 花火大会は、地域の商工業の発展と子どもたちに夢や希望を与えることを目的に2002年から行っている。企画から運営、協賛金集め、設置や終了後の清掃など全てを同青年部が担っている。

 見どころは日本一といわれるラストスターマイン「鳳凰(おおとり)乱舞」。尺玉300連発の人気プログラムでハイライトを迎えた。コロナ禍もあり、開催の決定が5月にずれ込んだため、今回、三尺玉、四尺玉の打ち上げはかなわなかった。

 今年は、感染防止安全計画を作成。午後6時からの花火大会に先立ち、感染予防対策を徹底させた。露店の出店は約200店。コロナ以前とほぼ同じ数に戻った。大会の前半では、新しい趣向でポケモン・ドローン・ショーも行われ、人気を集めた。

 大会実行委員長の大橋誠さん(40)は「以前と変わらない、日常を取り戻すための花火大会と位置付けた。今できる最大限の規模で実施することができた」と話した。

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