埼玉新聞

 

<高校サッカー>きょうから準々決勝 強豪校相次ぎ敗退の波乱、注目は細田学園―埼玉栄 昌平は立教新座と

  • 準々決勝以降の組み合わせ

  • 3回戦で好セーブを連発した細田学園のGK浅倉

 サッカーの第101回全国高校選手権埼玉大会(埼玉新聞社など後援)は29、30日の両日、浦和駒場スタジアムで準々決勝が行われる。組み合わせは昌平―立教新座、細田学園―埼玉栄、武蔵越生―浦和学院、狭山ケ丘―成徳大深谷。8強を独占した私学勢が4強入りを懸けて激突する。

 3回戦までに波乱が相次ぎ、前回王者の西武台やS1リーグ所属の正智深谷、武南、浦和南、市浦和が敗退。終盤戦に突入し、より熾烈(しれつ)な争いが予想される。

 初の4強入りを目指す細田学園と、3回戦で西武台を下した埼玉栄の一戦は注目。細田学園は3回戦で好セーブを連発したGK浅倉を中心に守りが安定している。攻撃はMF伊藤ら中盤の細かなパスで試合を優位に進めることができる。対する埼玉栄は西武台を下して勢いに乗る。MF沖中、樋口の両サイドを起点に攻撃を形成して、先制点を奪いたい。

 ともにS1リーグ所属の武蔵越生―浦和学院も目が離せない。武蔵越生はCB沼田らDF陣が粘り強く守って、カウンター攻撃で一瞬の隙を突くことができる。リーグ戦では武蔵越生が2勝を挙げていて、浦和学院は攻撃の時間帯にFW石川ら得点力のある選手らがゴールをこじ開けることができるか。

 狭山ケ丘の挑戦を受ける第2シード成徳大深谷はGK木村とDF増子を軸に守りが堅く、秋本と平井のFW陣で確実に得点を奪いたい。狭山ケ丘はMF大本、弐百免(にもと)が3回戦で得点を挙げて上り調子。先取点を取って試合の流れをつかみたい。

 第1シード昌平は、初戦の3回戦で聖望学園に9得点で快勝する順調な滑り出し。1年生のFW鄭に、MF長、荒井、篠田ら2列目の選手も得点力抜群。立教新座は2戦連発の3ゴールを決めているFW葉葺が、全国区の強豪相手に持ち味を存分に発揮できるか。

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