埼玉新聞

 

健保の余剰金が、名簿に名前が…川口で特殊詐欺被害相次ぐ 高齢女性2人が被害 2日連続、手口は別

  • 高齢女性2人、特殊詐欺被害=川口市

 川口署は1日、川口市内の高齢女性2人が特殊詐欺などの被害に遭ったと発表した。

 同署によると、無職女性(72)は10月25日午後0時20分ごろから数回、市役所職員を名乗る男から「健康保険の余剰金があります」などと電話があった。信じた女性は同日午後6時15分ごろ、川口市内の金融機関ATMコーナーで、金融機関職員を装う男の指示通りにATMを操作し、指定口座に現金約50万円を振り込んだという。

 別の無職女性(86)は10月26日午後0時40分ごろ、警察官を名乗る男から「ATMに偽札を入れておく事件があり、犯人が捕まった」「犯人が持っていた名簿にあたなの名前が載っていた」などと電話があった。信じた女性は同日午後1時半ごろ、自宅を訪れた川口署員を装う男に、現金220万円を手渡し、キャッシュカード2枚入りの封筒をすり替えられて盗まれた。カードを利用して現金100万円が引き出されているという。男は20代で背が高く、白色セーターを着ていた。

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