埼玉新聞

 

日本一の北本トマトカレー、学校給食に 「うまい」「楽しみ」北本市内の中学校で提供、生徒らに大好評

  • 給食で北本トマトカレーを食べる西中3年生。左は加藤浩さん=北本市石戸

 北本市の名物・北本トマトカレーが5月31日、市内の四つの中学校の給食で提供された。神奈川県横須賀市で18、19日に開かれた「全国ご当地カレーグランプリ」で2度目の日本一に耀いている北本トマトカレー。「日本一」のカレーは大好評だった。

 北本のトマトの歴史は大正期にまでさかのぼる。1925(大正14)年には旧石戸村(現北本市)で全国に先駆けて栽培されている。北本産トマトを使用した北本トマトカレーは、2011年に市のレシピコンテストで誕生した。いまや全国的に知られ、まちおこしに貢献している。

 同市石戸の西中学校(西山宏校長、生徒数162人)には、加藤トマト園代表で北本トマトカレー発案者の加藤浩さん(50)、農業生産法人北本アグリ社長の鈴木佑樹さん(35)などが来校した。加藤さんは「西中学校の正門前には昔、トマトの加工工場があったんだよ」などと話し、生徒たちの興味を誘った。

 西中3年の中西大和(やまと)君(15)は「北本トマトカレーはうまい。石戸が昔からトマトで有名だったことは知っていた」と笑顔。同3年の西野乙葉さん(14)は「北本トマトカレーは給食で何度か出ている。おいしいので、楽しみ」と話していた。

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