埼玉新聞

 

ずらり50体、3年ぶりお目見え 秋の田んぼ彩る「かかし祭り」 狭山、きょう優秀作品を表彰

  • 児童らが制作したかかしが並ぶ「奥富かかし祭り」=1日、狭山市下奥富

 狭山市下奥富の田んぼで「奥富かかし祭り」が開催され、児童らが制作したユニークなかかし約50体が秋の田園を彩っている。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2020年と21年が中止となり、今年はイベントを縮小し3年ぶりの開催。市立奥富小学校南側の道路沿いの刈り取りを終えた田んぼには、高齢者福祉施設や保育所などのかかしが横1列に並ぶ。奥富小の4年生約50人は、地域住民の協力で作った「山田のかかし」10体を出展した。木の骨組みにわらで体を作り、段ボール製の傘を付けて伝統的なかかしにしている。

 ほかにも中学校のオリジナルキャラクターや犬などを表現したかかしが展示されている。市内の男性(81)は「今年は小ぶりなかかしが多い」と話していた。

 祭り最終日の6日は近くの奥富公民館で、出展されたかかしから優秀作品を選ぶ「奥富かかし祭り大賞」の表彰式が行われる。

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