給食に賞味期限切れ生クリーム…情報共有されずシチューに使用 本庄特別支援学校、体調不良の報告なし
2022/11/12/00:00
県教育局は11日、県立本庄特別支援学校で10日に賞味期限切れの生クリームを使った給食を提供していたと発表した。同局は児童生徒や保護者に謝罪し、適切な食材管理を徹底するとした。
同局保健体育課によると、生クリームは6日が賞味期限で1日の給食献立で余り、未開封の状態で冷蔵庫に保管されたが、調理員のミスにより他の調理員や学校の栄養士との情報共有が行われなかった。新たに納品された生クリームと間違えて10日の給食のクリームシチューに使われ、児童生徒144人と教職員92人に提供された。体調不良の報告はないという。
農林水産省のホームページには、消費期限は「過ぎたら食べない方が良い」とされる一方、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」「過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません」とある。
同課の担当者は「家庭では賞味期限を過ぎても大丈夫という場合もあるかもしれないが、給食では期限内に使うべきだ」と再発防止を図る考えを示した。