風俗店の客減り…なんとか集客しようと危ないサービス提供か 梅毒急増で匿名無料検査、12月3日に実施へ
2022/11/24/00:00
「世界エイズデー」の12月1日に合わせ、川口市の県南部保健所で平日に行われているエイズウイルス(HIV)検査を土曜の12月3日に50人限定で行う。HIV以外にも急増している梅毒など計5種類の性感染症が分かる。要予約で検査結果の通知も土曜の同17日に行う。
県内在住でなくても、両日とも同保健所を訪問できる人なら対象で、匿名、無料で受けられる。すでに15人以上から申し込みがあったという。
対象はHIV、梅毒のほか、クラミジア、B型肝炎、C型肝炎。採血検査を行う。
同保健所は、同日以外にも即日で結果の分かるHIV検査や、平日には定期的な検査を行っているが、「新型コロナウイルスの感染拡大で、各種検査を縮小していたので、検査の需要が高まっている。特に梅毒は最近、県内でも急増している」と指摘。「コロナ禍で風俗店の利用客が減り、集客のために安全ではないサービスをする場合があるのではないか」と懸念を示している。