支払い免除に!下水道料金が2カ月分、埼玉・ふじみ野市が実施へ 上限1万円、国の臨時交付金が財源
2022/11/25/00:00
ふじみ野市は、一般家庭や事業所を対象に来年1月(使用期間=11月中旬~1月中旬)または2月(同=12月中旬~2月中旬)の検針分(2カ月)の水道料金と下水道使用料をそれぞれ1万円を上限に減免することを決めた。長引くコロナ禍と物価高騰を受けて、市民生活や経済活動を支援するのが狙い。予算約3億4千万円を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算案を11月30日開会の12月議会に提案し、議決後に実施する。
同市内では地域別に奇数月または偶数月に検針しており、いずれも2カ月分を支払っている。支援事業の対象は家庭と事業所の計5万4千件。4人家族の平均家庭は口径20ミリで2カ月に60立方メートルの使用の場合、水道料金約6400円、下水道使用料金約4400円。いずれも1万円以下のため、支払いは免除される。
この事業により、全対象者の約97%(約5万2千件)が減免となる見込み。
高畑博市長は「国の臨時交付金を財源にした物価高騰を受けた経済支援で、市民らに公平に行き渡るように考慮した」としている。