埼玉新聞

 

おまえクビ…携帯電話から暴言、昼夜2千回超も県警に 警告無視の男逮捕 通話27時間超「大ばか野郎」

  • 県警に暴言電話2000回超 容疑の67歳男逮捕

 県警本部に電話をかけ暴言を吐くなど、業務を妨げたとして、県警捜査1課と浦和署の合同捜査班は28日、偽計業務妨害の疑いで、川口市西川口2丁目、無職の男(67)を逮捕した。

 逮捕容疑は9月30日午前11時15分~10月8日午前8時半ごろの間、いずれの場所から自身の携帯電話を使って、昼夜問わずに2060回、県警本部に電話をかけて、一方的に暴言を吐いたり、文句を執拗(しつよう)に繰り返し、警察の業務を妨害した疑い。

 捜査1課によると、男から電話がかかってくるようになったのは数年前。9月30日午前11時10分、県警のけいさつ総合相談センターの警察官から男に業務妨害に当たる旨の警告をしたにもかかわらず、その後も収まらなかった。逮捕までほぼ毎日、架電が続いていたという。非通知設定ではなかったため、着信履歴などから容疑者を特定した。

 電話は昼間(午前8時30分~午後5時15分)が1日平均32回で、当直時間帯(午後5時15分~翌午前8時30分)は同平均225回。暴言の内容は主に「税金泥棒」「おまえ、クビ」「大ばか野郎」などで電話時間は2060回延べ27時間5分53秒だったという。

 男は調べに「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めているという。県警は犯行に至った詳しい経緯を調べる。

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