「アベノマスク」を次の世代へ…ハンカチにリメーク、小児医療施設などに配布 上質素材「楽しんで作った」
2022/12/04/00:00
NPOさいたま市障害難病団体協議会(さいたま市北区、米山文雄代表理事)は、国から配布される布製マスクをガーゼハンカチにリメークした。同NPOが運営する福祉施設の利用者が手作業で仕上げた。
地域活動支援センターかものみや(同北区)の通所者が布製マスク500枚を使い、7月ごろから作業を始めた。マスクに傷がつかないよう縫い目をほぐし、アイロンで折り目を伸ばし、2枚重ねにした四角いガーゼの縁をミシンで縫い合わせた。紅茶染めのハンカチにも挑戦した。
かものみやの佐々木勉施設長は「利用者がアイデアを出し合い、楽しんで作った」と話す。配布された布マスクの素材は上質で、ガーゼハンカチは乳幼児の入浴時や汗拭きなどに適しているという。完成したハンカチは小児医療施設などに配布する予定。
ガーゼハンカチは2枚1セットで布マスクが入っていた袋を再利用し、メッセージカードを添えて袋詰めしている。200セットの作製を見込んでいる。配布希望・問い合わせは、同NPO(電話048・651・0211)へ。