埼玉新聞

 

ベテラン店員タッグで詐欺阻止…コピー機操作の男性に「電話切って交番行って」 難を逃れた男性がお礼に

  • 詐欺被害防止の感謝状贈呈式で(右から)門井幸夫署長、塚本洋子さん、田村誠さん、升一善郁さん、梅田英良生安課長=8日、武南署

 来店した高齢男性が電子マネーを使った詐欺被害に遭うのを未然に防いだとして、武南署は8日、セブンイレブン鳩ケ谷南店(川口市南鳩ケ谷5丁目)のオーナー田村誠さん(68)、店員の塚本洋子さんと升一善郁(ますいち・よしふみ)さん(53)らに感謝状を贈った。

 同署によると、10月14日午後6時ごろ、来店した高齢男性が携帯電話で指示を受けながら電子マネー送金の手続きに使うコピー機を操作している様子を見た塚本さんと升一さんらは、男性に電話を切るように言い、近くの交番に行って相談するように勧めた。

 しばらくして、交番に行った男性が再び来店し「詐欺に遭うところだった。ありがとう」とお礼を言って立ち去った。塚本さんは同店で働いて17年、升一さんは14年。オーナーの田村さんは「全部2人にお任せです」と、ベテラン店員の活躍に感謝している様子だった。

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