今年もありがとう レトロな丸型ポストに感謝のしめ縄 年末年始の「大仕事」前に装い新た 東秩父の風物詩
2022/12/11/00:00
東秩父村安戸の東秩父郵便局(大久根淳局長)前に10日、早くもしめ縄を飾った丸型ポストがお目見え、通行人らの目を引いている。
年賀はがきの受付開始(15日)前に装いを新たにした。しめ縄(約2・5メートル)は元局長の大久根宏さん(81)と妻の茂子さん(79)が毎年、手作りしている。しめ縄には鏡餅とミカンのお供え、ポストの頭には茂子さんが編んだ毛糸の帽子をかぶせた。
1999年、同郵便局の開局100周年に地域の人たちに親しまれている丸型ポストに「ありがとう」の感謝を込めて、しめ縄を飾ったのが始まり。丸型ポストの設置は来年が「還暦」で、15年振りに塗り替え、お色直しをした。
「これまでで一番うまく飾れた」という大久根さん。今も「地域への恩返しと、村民の皆さんの健康を思いながら」続けている。今や年末年始の“風物詩”で、わざわざ撮影に来るカメラマンも多い。