はしか感染の親子、さいたまの商業施設を利用 施設で接触の可能性…県、症状出た場合に受診を呼び掛け
2019/05/28/00:00
県は27日、はしかに感染した富士見市の親子が周囲への感染の恐れがある期間にさいたま市の商業施設を利用していたことが分かったと発表した。県は商業施設で親子と接触した可能性があり、はしかが疑われる症状が出た場合には早急に医療機関を受診するよう呼び掛けている。
県によると、感染した親子は0歳の男児と30代の父親。親子は今月12日に県外で別の患者と接触した後、20日にさいたま市の商業施設コクーンシティ・コクーン2で正午~午後2時ごろに3階フードコートを利用、午後2時半~4時ごろに3階の子ども向けの遊び場「ボーネルンドあそびのせかい」を利用した。
親子は21日以降、発熱や咳などの症状が出て、25日までに、いずれもはしかに感染していることが確認された。父親は発熱の症状が出た後、22日と24日の2回、自家用車で出勤した。男児ははしかの予防接種歴がなく、父親は接種しているか不明。どちらも海外渡航歴はないという。