子どもを人工知能で見守り 戸田市がスマート保育園の実証実験、子どもの安全確保や異変の予測にも
2019/08/28/00:00
戸田市は保育現場で人工知能(AI)を活用した「スマート保育園」の実証実験を9月からスタートさせる。
市立保育園(7園入園児数は763人)のうち、11クラスの子どもたち131人を対象に行う。子どもの安全確保や、保育士の負担軽減の方策を探ることが目的。
来年2月までの半年間をかける実験は、昼寝時の体の動き(午睡センサー)、検温結果(非接触型体温計)、排便記録を電子データとして端末に記録する。情報の収集と分析により、子どもの健康状態の異変を早期検知して知らせる「見守りAI」の実証実験に取り組む。
市保育幼稚園課は「子どもたち一人一人について体温や排便の日常平均値をデータとして蓄積することによって、個別の子どもの異変の予測も可能になるということなので、結果に注目している」としている。