服に血…母逮捕 金づちで息子殴り、包丁で腹など刺した疑い 父が外出中 息子は家の外に逃げる/狭山
2019/06/07/00:00
小学6年の長男(11)を金づちで殴り刃物で刺したとして、狭山署は5日、殺人未遂の疑いで、狭山市狭山、無職の母親(38)を現行犯逮捕した。長男は全治不詳の頭部打撲などのけがを負ったが命に別条はない。
逮捕容疑は5日午後6時25分ごろ、自宅1階の風呂場脱衣所で、長男の頭を金づちで複数回殴り、腹や左太ももを小型包丁で刺して殺害しようとした疑い。「頭をハンマーで数回殴り、その後ナイフで刺した」と供述しているという。
同署によると、長男が外に出て助けを求め、近隣住民の男性が「子どもが母親にトンカチでたたかれたと言っている」と110番した。母親の衣服には血が付いていたという。
母親は夫(41)と次男(9)の4人暮らし。夫は仕事で外出していた。自宅にいた次男にけがはなかった。同署で動機や経緯を調べている。
狭山市によると、長男への虐待に関する情報提供はなく、4月に行われた小学校での身体測定でも体にあざなどの異常は見られなかった。