埼玉新聞

 

女子高生らが啓発…女性への暴力根絶、性犯罪被害へ注意を 男女間のトラブル相談が増加、川口署が啓発

  • 通行人に啓発品を手渡す女子高校生(右)=JR川口駅(同署提供)

 女性に対する暴力をなくそうと川口署が、JR川口駅東口で市内の女子高校生や関係機関とキャンペーンを行い、女性への暴力根絶を呼び掛けた。

 参加したのは同署の女性職員のほか、川口市立高校の女子生徒14人や同市配偶者暴力相談支援センターの職員など計24人。通行人に対し、防犯ブザーを手渡し、配偶者からの暴力や性犯罪被害への注意などを呼び掛けた。

 同署によると、同署管内の1~10月末での相談受理件数は6604件(前年同期比545件減)。そのうちドメスティック・バイオレンス(DV)など人身安全に関する相談は1035件で、男女間のトラブルについての相談が増加傾向にあるという。

 同署は「一人で抱え込まず、まずは関係機関に助けを求めてほしい」と呼び掛けている。

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