橋から15メートル下の河川に転落、男性死亡 警察官と起こした事故の処理中、バランス崩したか/さいたま
2019/06/08/00:00
7日午前5時20分ごろ、さいたま市桜区田島の荒川河川に架かる秋ケ瀬橋で、警察官と共に交通事故処理中だった狭山市広瀬東1丁目、会社員水村栄さん(61)が橋の欄干から河川に転落した。水村さんは約4時間半後、河川内で発見されたが、その場で死亡が確認された。浦和西署は水村さんが車のバックドアを閉める際にバランスを崩し、誤って転落したとみて、詳しい状況や死因などを調べる。
同署によると、7日午前5時ごろ、軽乗用車を運転していた水村さんが橋上で物損事故を起こしたと110番。同署のパトカー勤務員2人が現場に駆け付けた。
交通整理をしていた水村さんは三角表示板を収納するため、バックドアを閉めたところ、背中側から橋の欄干を乗り越えて約15メートル下の河川に転落した。警察官1人は約2メートル離れた場所にいたという。
欄干の高さは縁石を含めて約90センチ。水村さんは約20センチの縁石の上に乗っていた。車は欄干に接触した状態で、距離は約20センチだった。
同署と県警機動隊、消防の計50人体制で河川内などを捜索。水村さんは水深約3・7メートルの川底から発見された。目立った外傷はないという。
同署の田中久副署長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りします。交通事故処理中の事案であり、大変残念な結果だったと思います」とコメントした。