鶴ケ島市は27日、子どもが安全に登下校できる環境づくりのための事業費、約7800万円を計上する一般会計補正予算案を発表した。千葉県八街市で下校中の小学生5人がトラックにはねられ死傷した事故を受けた対応。30日開会の市議会9月定例会に提案する。

　事故を受け、市は7月に通学路を緊急点検。保育園など児童施設の周辺道路を含め、幹線道路の抜け道となり車の速度が上がりやすい5路線で路肩のカラー化や路面標示の補修、舗装修繕などを講じる。

　道幅が狭かった鎌倉街道（同市町屋）の水路敷に約360メートルにわたり大型側溝を設置し、その上部を歩行スペースに整備する。ほかに啓発反射看板100枚、ドライバーの車線逸脱防止のためのラバーポール20本を通学路に設置する。