埼玉新聞

 

大宮氷川神社、2年ぶり十日市 露店や熊手の出店、常時より縮小し開催 響き渡る手締め、威勢良く

  • 熊手を買い求める人でにぎわう十日市=10日午後、さいたま市大宮区の氷川神社

 さいたま市大宮区の氷川神社で10日、師走の風物詩「十日市(とおかまち)」が行われた。武蔵一宮である同神社の神事「大湯祭(だいとうさい)」に合わせて行われる「酉(とり)の市」で、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため2年ぶりの開催となった。

 今年は感染症対策のため飲食などの露店の出店は中止とし、熊手の出店も通常時より少なく、開催時間を短縮するなど規模を縮小して行われた。

 熊手を扱う約40店舗が出店し、商談がまとまると威勢の良い手締めが境内のあちこちに響き渡った。

 熊手を購入した同市大宮区の会社社長山本英樹さん(39)は「商売を大きくできればと毎年購入している。来年も良い一年になれば」と話していた。

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