埼玉新聞

 

さいたま新都心へ移転…市役所の位置を改める条例改正案、市長が提出へ「市誕生以来の重要な課題」

  • 本庁舎整備の移転候補地となったさいたま新都心バスターミナルほか街区=さいたま市大宮区

 さいたま市の清水勇人市長は22日の定例会見で、市役所の位置に関する条例の改正案を28日の市議会臨時会に提出すると発表した。条例改正案は市役所の位置について、現庁舎地(浦和区常盤6の4の4)から、さいたま新都心バスターミナルほか街区(大宮区北袋町1の603の1)に改める内容。議長を含め出席議員の3分の2以上が同意すれば、移転が正式に決定する。

 清水市長は「(2001年の)本市誕生以来、残された大変重要な課題として検討を積み重ねてきた。私も市長就任以来、方向性を示すことを自らの責務として全力で取り組んできた。議会において慎重なる審議をして、承認を頂きたい」と述べた。

 条例改正案の提出時期について、清水市長は「基本構想で示す市の方針をしっかりと周知した上で、提出すると申し上げてきた。あらゆる手段を活用して周知し、全体としては一定の理解を頂けたと考えた。市議の皆さまから前向きな意見を頂き、条例議案の早期提出の後押しもあり、このタイミングで臨時会を招集した」と説明した。

 清水市長は昨年2月、現庁舎地からバスターミナルほか街区に、10年後をめどに移転を目指すと表明。市は昨年12月、新庁舎整備の基本構想を策定していた。

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