埼玉新聞

 

県内最長!4000日間交通死亡事故ゼロ 小鹿野署が記念式典 一日署長・山口良一さん、大事故回避の秘訣語る

  • 署員を激励する山口良一さん=22日午前、小鹿野署

 小鹿野署の交通死亡事故ゼロ4千日継続記念式典と、秋の全国交通安全運動出発式が23日、同署で行われた。一日署長に就任したタレントで町観光大使の山口良一さん(67)は「交通事故は周りのみんなを不幸にする。事故防止に努め、地域の笑顔を守ってほしい」と署員たちを激励した。

 秩父市吉田地域と小鹿野町を管轄する同署管内は、2011年10月9日以降、死者を伴う交通死亡事故が発生していない。今月21日に交通死亡事故ゼロ4千日を達成し、現在も県内39署の最長記録を更新し続けている。

 式典には、地元の交通協力団体や両市町職員らも参加。同署の片山裕喜夫署長は「自治体や交通関係団体の協力のおかげで、交通死亡事故ゼロ4千日の大きな記録が達成できた」と感謝し、さらなる記録更新を誓った。

 一日署長の委嘱を受けた山口さんは「バイク歴50年の私が、これまで大きな事故に遭っていないのは、運の良さと気の弱さ。上手な運転手ほど、危険な運転をしたがる傾向にあるので、臆病な一面も持ってほしい」と語った。

 式典後には、署員16人、警察車両計6台で街頭活動に出発し、地域の安全を見守った。

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