埼玉新聞

 

2023年は「輝」く年に…川越で「希望の一文字」発表会 「明るいニュース多い年に」川越女高生が揮毫

  • 揮毫された文字に祝詞を上げる禰宜の榊原祥光さん=17日、川越市南通町の川越八幡宮

    揮毫された文字に祝詞を上げる禰宜の榊原祥光さん=17日、川越市南通町の川越八幡宮

  • 揮毫された文字に祝詞を上げる禰宜の榊原祥光さん=17日、川越市南通町の川越八幡宮

 新たな年へ願いを託す「川越希望の一文字」の発表会が17日、川越市南通町の川越八幡宮で行われ、「輝(かがやき)」に決まった。県立川越女子高校書道部の生徒が、180センチ四方の紙に赤い墨で揮毫(きごう)。同八幡宮の氏子青年会を中心とした実行委員会の主催で、初めて企画された。

 希望の一文字は、10月1日から今月1日まで募集。3017通の応募が、市内外から寄せられた。「輝」は最も多い504票を獲得。2位は316票で「越」、3位は230票の「和」だった。

 揮毫は部員5人が担当し、「輝」の文字は2年生の川嶋彩那さん(17)がしたためた。川嶋さんは「緊張したが、無事に書き上げられてほっとした」と笑顔。部長で2年生の八木沢梨緒さん(16)は「来年は明るいニュースの多い年になってほしい」と祈る。

 同八幡宮禰宜(ねぎ)の榊原祥光さん(55)は「元気をもらえる字になって良かった。毎年末の恒例行事にできたら」と話していた。希望の一文字は1年間、境内に飾られる。

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