つながりづらい「いのちの電話」…メール4割弱に自殺恐れ 1日3千件超を約20人で対応 相談員へ怒声も
2022/12/19/00:00
悩みを抱える人からの電話にボランティアが対応する「埼玉いのちの電話」は、県庁で会見を開き、2021年の相談統計資料がまとまったことを報告した。メールでも相談を受けており、相談員が自殺の可能性を感じ取る「自殺傾向率」は電話が14・4%だったのに対し、メールでは37・9%に上った。メールでの相談者の58%が30代以下で、68%が女性だという。埼玉いのちの電話の内藤武事務局長は「メールの方が表現しやすい。一方で、電話がつながりにくいという苦情もあり、改善すれば電話への信頼度が増すのではないか」と課題に挙げた。