埼玉新聞

 

ほっこりもガッツリも…地元の魅力満載、小川の「プチギフト」 女子栄養大、商店、農家が協働で開発

  • 開発した商品などを手にする女子栄養大学食文化栄養学科の学生=小川町観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ」

    開発した商品などを手にする女子栄養大学食文化栄養学科の学生=小川町観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ」

  • 開発した商品などを手にする女子栄養大学食文化栄養学科の学生=小川町観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ」

 今秋、小川町大塚の小川町駅前にある同町観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ(MUSUBIME)」と女子栄養大学(坂戸市)の学生、地元の商店、有機農家が協働で、新しいプチギフト2点を開発、好評だ。

 むすびめは、2021年4月にオープン。「手軽に買える小川のお土産が欲しい」との声に同施設の管理責任者・八田さと子さんが、プチギフトの開発を企画した。

 開発は、八田さんが非常勤講師を務める女子栄養大学食文化栄養学科の地域振興実習の履修生6人が小川の地域資源を学ぶ事から始めた。学生が「関係者にヒアリングを重ね、有機農業と和紙のふるさと小川町を意識したお土産に仕上げた」(八田さん)という。

 一つは三代目清水屋チームの「おからクッキーとカモミールティーのセット」(税込み880円)。清水屋の豆腐製造の副産物であるおからを使ったクッキーと有機農家「Green Field Flowers」が育てたカモミールティー(ティーバッグ)を組み合わせた。添付の冊子では、作り手の情報に加え、小川の風土や有機農業を紹介している。

 もう一つは太田ホルモンチーム。「元祖太田ホルモン辛いたれ」(税込み850円)」の梱包と販売促進ツールを作製した。ギフト用として小川特産の和紙を蓋にかぶせ、紅白ひもで華やかに仕上げた。それに同店のたれの情報と学生が考案した5点のアレンジレシピ集を添付した。

 何度も小川に足を運び、小川の魅力をギフトに詰めた学生たちは「訪れた際には、ぜひ商品を手にしてもらえれば」とアピールしていた。商品は、むすびめで販売。

 問い合わせは、小川町町観光案内所・移住サポートセンター「むすびめ」(電話0493・74・1515)へ。

ツイート シェア シェア