埼玉新聞

 

<ランチ>季節で変わる!サクサク天ぷらの絶品天せいろ こだわりの材料で早朝から手打ち 蕎麦処「大鷹」

  • 天せいろ

    天せいろ

  • 二人三脚で店を切り盛りする池田真介さんと妻の志津さん。カウンターには池田さんが弟子入りした老舗蕎麦店「伊勢源」から譲り受けたのれんをオブジェとして飾っている

    二人三脚で店を切り盛りする池田真介さんと妻の志津さん。カウンターには池田さんが弟子入りした老舗蕎麦店「伊勢源」から譲り受けたのれんをオブジェとして飾っている

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  • 二人三脚で店を切り盛りする池田真介さんと妻の志津さん。カウンターには池田さんが弟子入りした老舗蕎麦店「伊勢源」から譲り受けたのれんをオブジェとして飾っている

 エビのほか、ナスにインゲン、ズッキーニ、ピーマンなど季節の野菜が楽しめ、ころもは軽く、サクサクした食感が心地よい。そばはしょっぱくなく、甘すぎず。麺は太くなく、細すぎず、のど越しがいい中庸だ。そんな「天せいろ」(税込み1450円)はリピーターも多い。

 「寒い場所のため甘味がある」とされる北海道音威子府産の蕎麦粉に、群馬県産のうどん粉を混ぜる手打ちの二八そば。天ぷらの油は味に直結するため、常に新鮮なものを使用するのがこだわり。店主の池田真介さん(57)は「いつも同じクオリティーを提供したい」と力を込める。

 池田さんは朝霞市出身。大学卒業後、父親が経営する製版会社を引き継いだが、48歳の時に会社を清算した。飲食業に携わろうと、日本料理店で修業したが、10代から通っていた志木市の老舗そば屋が閉店することを知り、同店の味を継承しようと、弟子入り。そば打ちを修得した。

 店舗を開業してから今月で丸3年。早朝5時からそばとうどんを打ち、妻の志津さんと二人三脚で店を切り盛りする。池田さんは「3年はコロナ禍だったので、これからが正念場。人とのつながりを大切にして、料理の手を抜かず、気持ちよく帰ってもらうことが第一」と張り切っている。

【メモ】蕎麦処「大鷹」 志木市幸町1の6の59(電話080・3127・0141)。その他のお薦めは、なべ焼きうどん(税込み1400円)、どんこ椎茸三つ葉そば(同1100円)など。営業時間は「昼の部」午前11時~午後2時、「夜の部」(金、土日だけ)午後5時~同9時。水曜と木曜は定休。

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